道を開くことは責任を持つこと。

平成12年5月桧尾峠~カンバ平線復旧

昭和30年頃まで村民の生活道として使われていた里山の登山道を整備して登山教室の参加者に歩いてもらおうとの発想から、夜叉神、高谷山、中池、カンバ平、桧尾峠周遊コースに決定する。この作業には県森林行政からも指導を頂き、延べ100人程の労力を掛けて安全な登山道が復活した。

この時の参加者は約65人だった。里山の癒しを求めている参加者のニーズを実感した。何よりも村の高齢者が喜んでくれた。道の修復の労力と同じくらいの貴重な助言や体験談を聞くことが出来た。道を開けることによって閉ざされていた文化も開く。こんな体験から現在までに「千頭星山~沓沢線」「荷替場~ドノコヤ峠~芦安鉱山線」「夜叉神旧道」などが会の活動で復活している。こんな手作りの登山教室により新しい形のガイド活動が見え隠れし始めている。